AUDEMARS PIGUETロイヤルオーク外装研磨事例

今回は、AUDEMARS PIGUET社を代表する機械式時計「ロイヤルオーク」のタンタルモデルにおける外装研磨の腕時計修理事例をご紹介いたします。

修理内容

タンタルは、一般的なステンレススチールや金無垢素材と比べて非常に硬度が高く、セラミックに近い特性を持ちながらチタンのような粘りも併せ持つ、時計外装素材の中でも極めて扱いが難しい金属です。そのため、高級腕時計修理の中でも高度な研磨技術が求められる素材のひとつとなっております。
今回の個体は、素材の特性により深い打痕は見られず、主に表面のスレ傷や引っかき傷が中心でしたので、ケースおよびブレスレット全体の仕上げ研磨にて対応いたしました。

左:ベゼル/ラグ研磨前 右:ベゼル/ラグ研磨後
左:ブレス研磨前 右:ブレス研磨後
左:ベゼル研磨前 右:ベゼル研磨後

外装研磨では、単に傷を消すだけではなく、面の平滑さやエッジの鋭さを維持することが非常に重要です。特にロイヤルオークは、幾何学的な面構成とシャープな稜線がデザインの要となっており、わずかな研磨のズレが時計全体の印象を大きく左右します。

さらにタンタル素材は、鏡面部分に研磨ムラが発生しやすく、ヘアライン仕上げも筋目が詰まりやすいという特性があります。そのため本事例では、熟練のポリッシャーが素材の反応を見極めながら、オリジナル形状を崩さないよう細心の注意を払いながら研磨を行いました。

仕上げ後は、機械式時計修理の工程として欠かせない防水検査およびランニングテストを実施し、すべての基準をクリアしたことを確認した上でお客様へご納品しております。

外装の傷や劣化が気になる場合は、まずは無料見積キットをご利用いただき、お時計の状態をお気軽にご相談ください。

修理費用 25,000円(税別)

作業内訳:外装研磨(タンタル)

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