ウルバン・ヤーゲンセン(Urban Jürgensen)のドーム型サファイアガラスに生じた深い傷に対し、表面研磨による修復を実施した事例をご紹介いたします。
サファイアガラスは、高級腕時計や機械式時計修理の現場でも多く採用されている非常に硬度の高い素材であり、日常使用では傷が付きにくい特性を持っています。しかし、金属やコンクリートなど硬質物への強い接触や衝撃によって、欠けや深い傷が発生してしまう場合があります。表面の無反射コーティングの剥がれなどの軽微な損傷は、ケース研磨などで使用するバフ研磨によって除去できる場合がありますが、一方で、表面が深く抉れてしまった損傷については、通常の研磨では対応が難しく、一般的な時計修理ではガラス交換となるケースが多く見られます。

しかし、ウルバン・ヤーゲンセンをはじめとする高級輸入時計ブランドでは、純正サファイアガラスの供給が終了している、または入手困難となっている場合も少なくありません。そのため、交換対応を行う際には、オリジナル形状を再現したサファイアガラスの新規製作、あるいは社外品による代替対応が必要となります。
今回は、ご依頼主様へ「新規製作」と「オリジナルガラスの研磨修復」の双方をご提案した結果、オリジナルパーツを尊重したいとのご要望を受け、既存サファイアガラスの表面研磨による修復を実施いたしました。


深い傷を研磨によって除去する場合は、傷の深さに合わせてガラス表面を慎重に削り込む必要があります。そのため、ガラス厚みの変化による耐久性や防水性能(耐圧性能)への影響を細かく確認しながら作業を進めております。
損傷の深度によっては、強度低下の懸念から研磨対応自体が行えない場合もございます。また、サファイアガラス表面に無反射コーティングが施されている場合、研磨作業によってコーティング層は除去されますが、別途再コーティング施工にも対応可能です。
作業内容:サファイアガラス表面研磨修理
※修理費用は傷の深さ・範囲・ガラス形状により異なるため、詳細はお見積り対応となります。
※特殊形状・極端に薄いガラス・構造上の問題がある場合は、お承りできない場合がございます。
ネクストステージでは、高級輸入時計修理・機械式時計修理における特殊サファイアガラスの研磨修復から、新規サファイアガラス製作まで幅広く対応しております。純正部品供給終了モデルや希少モデルの修復についても、問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
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